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『千円札は拾うな』著者の安田佳生氏に聞く!仕事自体が報酬になっている人は成功する(その7)

渡邉:安田社長の経験上、成功するビジネスマンとそうではないビジネスマンを見極める基準はどのようなものでしょうか?
安田:どこかの会社に勤め、固定給をもらい、上司に言われた事を粛々とこなす。それが仕事だと考えている人は多いですよね。彼らの常識では、仕事はどこかに勤めるところからスタートする。会社を決め、仕事が決まれば、給料も決まる。という考えです。しかし、そこからスタートしている限り永遠に成功には近づけないと私は考えています。なぜなら成功する人は報酬のために働かない。彼らにとっての仕事とは報酬と引き換えの労働ではなく、自らのスキルで人の役に立つこと。つまり、仕事自体が報酬になっている人は成功しやすいと思います。
渡邉:対価への視点が違うということですね。成功する人はお金が後から自然とついてくることをわかっているので、仕事自体に100%楽しさを見出せるのかもしれませんね。それでは、成功しやすいビジネスマンたちの特徴についても教えていただけますか?
安田:彼らの仕事は常に「人との出会い」からスタートします。そしてその時彼らは、どうやったら自社の商品が売れるかではなく、どうやったらその人の役に立てるのかを真剣に考える傾向があります。人が困っていれば、その課題を解決する方法を考える。探しているものがあれば、それを見つける方法を考え、当然それを実行する。また、彼らは人の役に立つために勉強し、人の役に立つためにスキルを磨き続けます。経営者視点から考えてみても、こういう人材は常に求めていますよね。
渡邉:そうですね。「人の役に立つ」というビジネスの本質を見抜いているからか、優秀な人ほどビジネスよりも一対一の人間関係を大切に考えていますよね。
おそらくこのような人材は、どこで何をしていても人から声がかかるため、大きなチャンスを掴みやすいのかもしれませんね。